FXで思ったように利益が増やせなかったり、1回の勝ちで得られる利益より1回の負けの損失があまりにも多すぎて困る
そんな悩みを抱えていませんか?
実は私も同じ悩みを抱えています
これはFX初心者がぶつかる壁のようで、この悩みを解決するために必要なものが損切りと言われています。
そこで、今回は私が調べた損切りの必要性や損切りの目安についてご紹介したいと思います。
損切りとは?
損切りとは自分が保有しているポジションを損をするとわかっていて決済することを言います。
黒字になるのを諦めて赤字の状態で取引を切ってしまうのにFXの世界では必須のスキルと言われているのは何故だろう?
と、ちょっと疑問に思ってしまいますよね?
なので、損切りしないとどうなるか?
についてもご紹介します。
損切りをしないとどうなるのか?
1、下手をするとFXから退場!
FXはレバレッジを利用して大きく勝つことが出来る反面、大きく負けるリスクも背負っています。
そのため、大きく負けるととてつもない損失を負うことになります。
負けるとどのくらい損するのだろう?
と思ったので気になって調べましたが、法律事務所のHPを見てみると会社員の方でFXで損失がかさんで1000万円以上の借金を負ってしまった方もいるのだとか
詳しくはこちら → FXで借金1000万円
このような損失を負ったら自己破産したり、怖くて二度とFXのチャートは見れなくなってしまうでしょう。
そのため損切りが出来ないとFXから退場するリスクも負っているのです。
2、マイナスのスワップポイントがたまる
FXは決済せずに保有し続けているだけでスワップポイント言われるポイントが手に入ります。
ですがスワップポイントはプラスの時もあればマイナスの時もあります。
保有しているポジションがマイナススワップのもので、取引自体が赤字だからと言って黒字になるまでいつまでも保有し続けていると、どんどんマイナスのスワップポイントが増えていきます。
そうなるとそのポジションを黒字で決済することがどんどん困難になります。
中々損切りが出来ない…
損切りが大事と分かっているものの中々損切りが出来ない…
その気持ち、すごく分かります!
実はこれは人間が持ってるプロスペクト理論という理論が関係しているのです。
プロスペクト理論は人間の損失回避性を説明する理論でこの理論によると人間は
損失を確実に回避したい!
という思考の元に行動すると言われているのです。
実際にアメリカのダイエット実験で
・目標達成したら賞金
・目標達成出来なかったら罰金
という2つに分けて実験したところ、罰金を取られるグループの方が目標達成率が高かったのだそうです。
このように人間は損失を避けようという気持ちが強く働くため、FXでマイナスだと
ここから黒字に巻き返してくれるかもしれない!
もうちょっと待ってみよう…
となって、結果的に赤字を積み上げたり
あ、今黒字だ!
赤字に転じる前に決済だ!
となって、もっと増やせるはずだった利益を逃してしまうと言われています。
この理論が何の関係があるの?
と、思った方もいるかもしれませんが、こうした考えを人間の誰しもが持ってるということを知っておかないといつまでもプロスペクト理論に乗っ取った行動をして損失を積み重ねてしまう可能性があるのです。
実際にフランス政府が2009年~2012年の間に調査した結果だと
・調査した人数…14799人
・そのうち損になった人数…13224人(約90%)
という結果が出たそうです。
つまり勝つための方法を知らないとこの9割の中に入り、負けてしまうのです。
そして、勝つために必要な方法の一つが損切りなのです。
では、プロスペクト理論に負けずに損切りを実行するためには何が必要なのか?
それは明確な損切りのルールを作ることです。
こういう状況になったら損切りするよ!
という決まりを作って実行することで負けの金額を減らすことが出来るようになります。
損切りの目安は?初心者でも出来る損切りの目安3選
では、損切りの目安はどのようなものがあるのか?
私のような初心者でも直ぐに実行できそうなものをいくつか調べてきたのでご紹介します。
2%ルール
2%ルールとは損失額が口座残高の2%になったら決済して損切りするというルールです。
この場合だと残高の2%と明確にされているので初心者でも分かりやすくて良いですよね。
もちろん、大きいロットで勝負してしまうとあっという間に2%に達してしまうのできっちり必要な証拠金の金額を把握してから取引をしましょう。
ちなみに証拠金の計算はこちらで出来ます
こちら → FX証拠金計算ツール
損失の金額が一定額に達したら
こちらも明確で分かりやすい基準ではないでしょうか?
ある一定額まで損失額が到達してしまったら有無を言わさずに決済!
という損切りルールです。
デメリットとしては私のような初心者の場合はどのくらいの損失までなら許容範囲と言えるのかが分からない、という点です。
許容範囲が分からない場合は2%でやってみても良いのではないかと思います。
エントリーの理由が消失したら損切り
エントリーする場合はチャートなどを見ながら何かしらの理由に基づいてエントリーすると思います。
なので、その理由が消失したら損切りという方法です。
次のローソク足が上がると思ったのに下がってしまった
などは一つの損切り理由と言えるのではないでしょうか?
最後に
損切り=負けを認めること
ですので正直最初は抵抗がありました。
しかし、
・どんな人でも100%勝つことが出来ない
・損切りをせずにFXから退場していった人は多くいる
・勝てる人は損切りが上手い
といった事実がある以上、勝てるようになるには損切りを覚えることは必須事項と言えるでしょう。