FXを始めたばかりのころ、ネットでFX関係の情報を漁っていると決まって出てくるのが
損切は重要です!
という情報でした。
それを見た私は
なるほど
お金がなくてはトレードができないから大事だよな
と思って損切を大事にしたものの、肝心のトレードのほうはちっとも勝てずに損切を繰り返していました。
そして、勝てない原因を分析してみたところ間違っていたのはチャート分析ではなく損切の仕方だったのです。
損切の箇所が悪くて勝てるはずのトレードを落とした、ということを繰り返してしまったのです。
今では勝てない原因の一つは損切だったことに気づき、少しずつ勝てるようになってきました。
今回はXMで損切する際に注意することをお伝えします。
XMの損切で気を付けるべきこと
ロスカットに注意
まずは気を付けないといけないのはロスカットに注意する必要があります。
XMはレバレッジが最大で888倍なので少ない証拠金でトレードできます。
なので、私のように少額の入金でトレードされている方も多いのではないかと思います。
少額で始めている場合は損切を徹底しないとあっという間に証拠金がなくなります。
ここで一つ例を挙げて紹介しましょう
例えば「ドル/円」で1ロットでトレードする場合、10PIPSを損切のポイントにしていると損失額は約1万円になります。
ここで実際に1万円の損失を出すとしましょう。
レバレッジが最大25倍の国内FXの場合は1ロットのトレードをする場合、約40万円証拠金が必要なので1万円損切してもまだ口座に最低39万円以上あるわけです。
しかし、XMの場合は1ロットに必要な金額は約1万2千円ですので、必要最低限の証拠金でトレードしている場合は1万円損失が出たら強制ロスカットになるリスクがあるます。
XMは証拠金維持率が20%を切ると強制ロスカットです
なので、少額でトレードできるといってもある程度の余裕が必要になります。
損切はPIPSで決めるのではなく、金額で決める
私が負け続ける損切貧乏になっていた原因の一つは損切を資金管理の甘さでした。
FXで一番大事なのは資金を無くさないことですので、トレードの際にはいくらまでの負けなら許容範囲か?を事前に決めておく必要があったのです。
勝てなかったときにしていたこと
勝てなかったときは以下のようにトレードしていました。
・まずトレードのロット数を決める
・その後、損切ラインを決める
といった損切をしていました。
この時に最もまずかったのはロット数を固定していたことです。
ロット数を固定していたので損切までのPIPSが浅くなりすぎて損切後に予想通りの方向に進んでいった、ということを何度も経験しました。
ロングで入ってちょっと落ちて損切ラインを過ぎた後に上がっていった、みたいな感じですね
同じような経験をされた方は多いのでは?
他にもあったひどい負け方は固定していたロット数が自分にとって大きいものだったので含み損のプレッシャーに耐えられず、損切ラインに来る前に決済したということもありました。
そして、決済後に予想通りの方向にチャートは進んでいく…
このようになってしまった原因は先ほども上げたように資金管理の甘さが原因なのです。
FXをやるときには
○○円までなら負けてもいいや
という金額を徹底しないと含み損のプレッシャーに耐えられず、冷静な判断を失い、負けてしまうのだと気づかされました。
勝てるようになった損切の方法
では、勝てるようになった今ではどのようにしているのか?
まず最初に
このトレードでは○○円までの負けはOK!
と決めておきます。
○○円という金額は人それぞれ違うと思うのでご自身の財政状況に合わせて決めてください
その次に損切のポイントを決めておきます。
損切のポイントは「ここだ!」と決めたところよりも少し深めにしています。
その次にエントリーポイントから損切ポイントまでのPIPSを測定します。
最後に損失許容額とPIPSからロット数を割り出します。
例えば損失許容額が1万円だとして、損切ポイントまでのPIPSが40PIPSだとします。
そうなれば1PIPS250円のロット数、ドル/円だと0.25ロットでトレードをすればいいのです。
この手順でトレードをするようになってから落ちついてトレードを出来るようになったので誤った判断が減り、勝率が上がりました。
なぜ、これで落ち着いたのか?というと負けた場合の損失の金額が決まっており、しかもその金額が許せる範囲内だからです。
許せる金額というのは私の中では負けても笑って済ませる程度の金額のことを言います
デモ口座では勝てるけどリアル口座では勝てない、というトレーダーの方が多いようです。
私もそうだったのですが私が勝てない一番の原因は損失の恐れや利益を多く得たい、という欲望などから平常心を保てていないことではないか?と思うようになったのです。
その仮説を検証するために負けても気にならない程度の損失しか発生しないようにトレードをするようになったら勝率が上がっていき、負けてもそこまで落ち込まないし、取り返そうという気持ちも起きなくなったのです(もちろん反省はしますよ(笑))
もし、損切がうまくいかずにトレードの勝率が上がらないのなら私の体験談を参考にしていただければと思います。