こちらではXMトレーディングのロスカットについてご紹介します。
私自身がFX初心者でよく分かっていなかったので沢山情報を仕入れて勉強しました。
なので、ロスカットの意味をよく知らない、という方にもおすすめです
読んでいただくことで
・ロスカットの仕組み
・XMトレーディングのロスカットについて
・ロスカットされないために持つべき大事な考え方
などが理解できるのではないかと思います。
そもそもロスカットって?(用語の意味も紹介します!)
ロスカットとは?
ロスカットって何?
普段は聞かない単語ですよね。
ロスカットとは取引による損失が大きくなり過ぎないように、ある一定額の損失額を超えた時点で取引を強制的に決済させてしまう制度です。
なので
・値が上がると予想して取引を始めたが、逆に下がってしまった
・その後もどんどん下がり続け、決済すると凄い損失になる!
という状況の時に、その損失がある一定の金額に達すると強制的に決済されてしまう仕組み
これこそがロスカットです。
FXでは「損切り」という言葉がありますが、損切りとの違いは
・ロスカット…強制的に決済
・損切り…自分の意思で決済
という違いがあります。
FXで借金をする方もいるようですので、強制的に決算させることでトレーダーの損失が増大することを防ぐためにあります
ロスカットが起こる条件とは?
ロスカットが損失が大きくなることを防ぐ制度だということは分かりました。
では、ロスカットが起こる条件とは何か?
それは証拠金維持率が一定水準以下になった時に起こります。
「現在取引中のものの含み損とFX口座の残高を比べて、損失がある一定の金額になっていたらロスカットされる」
という意味です
証拠金とは?
先ほど証拠金維持率という単語が出てきましたので証拠金とは何か?
についても触れておきましょう。
知っている方はスルーで大丈夫ですよ!
証拠金とはFXで取引をする際に使われる資金です。
FX口座の口座残高と考えておけば良いでしょう。
FXはレバレッジを利用して取引するので、レバレッジ100倍だと1万円で100万円分の取引が出来ます。
このように残高の金額をそのまま使うのではなく、残高の金額を担保に、残高よりも大金の取引をするので残高と呼ばずに証拠金と呼んでいるのだそうです。
有効証拠金とは?
有効証拠金とはFXの取引に利用可能な証拠金の総額の事を言います。
XMトレーディングでは有効証拠金とは
・入金した金額の残高
・ボーナスでもらったポイントの金額(「クレジット」と表記されているもの)
・現在取引中のものの損益
で構成されます。
なので
・残高…4万円
・クレジット…3万円
・現在取引中のもの…現在1000円の損失
となると
4万+3万ー1千=6万9千円
となり、6万9千円が有効証拠金となります。
有効証拠金の金額はXMトレーディングでは表示されますので、問題なく分かると思います
必要証拠金とは?
必要証拠金とはFXの取引の際に実際に必要な証拠金の額のことを言います。
例題を使って解説
レバレッジ200倍、$1=100、取引金額$10万とします。
日本円に換算すると$10万×100=1000万円
レバレッジが200倍なので1000万÷200=50000円
つまり、$で1000万円分の取引をするには5万円が必要証拠金として必要な金額になります。
証拠金維持率とは?
証拠金維持率とは現在行われている取引のための証拠金を維持する資金的余裕があるか?
を表すものです。
この計算は
(有効証拠金÷必要証拠金)×100
で求められます。
先ほどの有効証拠金と必要証拠金の説明で使った数字をそのまま使って証拠金維持率を出してみます。
(有効証拠金6万9千円÷必要証拠金5万円)×100=138%
この場合には138%が証拠金維持率となります。
計算式を見て、必要証拠金の何倍のお金が残高にありますか?
というものを知るための計算式であることが分かると思います
有効証拠金は現在進行形の取引の影響を受けるので、現在の取引で損をすればするほど有効証拠金が減って証拠金維持率が低下します。
例題では有効証拠金が6万9千円ですが、この状態から更に2万円含み損が出ると、有効証拠金が必要証拠金を下回る4万9千円となり、証拠金維持率が100%を切ることになります。
反対に含み益が3万1千円増えると有効証拠金が10万円で、証拠金維持率が200%になります。
ここまでのまとめ
・ロスカットとは損失が膨大になることを防ぐために、証拠金維持率がある一定水準まで下がったら強制決済する仕組みの事
・証拠金維持率は「(有効証拠金÷必要証拠金)×100」で求められる
・有効証拠金…現在の残高(ボーナスポイントを含む)と現在取引中の含み損益
・必要証拠金…FXの取引時に実際に必要な証拠金
まずはこの4点を覚えておきましょう
XMのロスカット基準は?
XMトレーディングのロスカット基準ですが公式サイトによりますと、証拠金維持率が20%以下になるとロスカットになります。
20%となると数字を入れて例えると
有効証拠金…1万円
必要証拠金…5万円
と言った感じで、有効証拠金が必要証拠金の5分の1の状態を言います。
有効証拠金 < 必要証拠金
という状態になると100%を切りますので、かなり大きい損を出さなければ20%は切らないでしょう。
20%って他のFX会社と比べるとどうなんだろ?
と、気になるところですよね。
他のFX会社のロスカット基準を調べてみると概ねこのようになっていました。
国内のFX会社
国内のFX会社のロスカット基準は以下のようになっていました。
・50%以下、100%未満のところが多い
・XMトレーディングのような20%以下というところは少数
国内のFX会社の場合は基本的には追証がありますので、利用者が追証のリスクを負わないようにしているのでしょう。
国外のFX会社
国外のFX会社のロスカット基準はXMトレーディングと同じ20%以下というところが多いのが特徴です。
やはり追証が無く、マイナスになってもゼロカットされるため、ロスカット基準が低めになっているのだなと感じました。
ロスカットされないために大事なことは?
ロスカットされないためにはどうすれば良いか?
私自身もロスカットは避けたいところですので、ロスカットされないために大事なことを調べてみました。
1、損切りの判断
FXはどんな実力者でも必ず予想は外れるそうです。
また、実際にFXで結果を出している人は損切りを徹底することで負けた時の損失を最小限に抑えているのだとか。
なので、損失が○○円以上になったら決済する、という損切りルールを自分の中に持っておくことが重要です。
2、何も考えずに取引しない
FXで勝てる人たちは
こういう状況の時はこうすれば勝てる!
というそれぞれの勝ち方を持っています。
なので、チャートを見ながらエントリーするタイミングを見計らい、エントリーすべきタイミングが来た時にrnトリーをし、イグジットすべきタイミングが来た時にイグジットしています。
なので、何も考えずに取引をするのではなく
○○だったからエントリーした
と、取引を開始した根拠を説明できるようになることが重要です。
勝てる、という考えの元に行われるのが投資出会って闇雲に動いてはただのギャンブルになってしまうので気を付けたいところです。
3、ポジションを持ち過ぎない
ロスカットは有効証拠金に比べて必要証拠金の額が大きくなりすぎるのが原因です。
なので、一度に取引をしすぎてポジションサイズを持ちすぎてはいけません。
最初は少額で始めて、勝ち方を身に付けてから少しずつポジションを持つようにすると良いでしょう。
今回はロスカットについてご紹介しました。
私自身が初心者だったので、ロスカットに関していろいろと調べ、その結果を記事にしたので初心者の方にもある程度ロスカットの仕組みが伝わればと思います。