海外FXで複数口座を持つことのメリットは何があるのか?
FXを始める=お金を稼ぎたい
ということなので、複数の口座を持つことで何かメリットがあればぜひとも活かしたいところですよね。
私自身、複数の海外FX業者で口座を開設して複数の口座を持つことのメリットや、デメリットなどを知ることが出来ました。
こちらでは
・海外FXで口座を複数持つことのメリットとデメリット
・海外FXで口座を複数持つときの確定申告
についてご紹介します。
私は約10年間の会計事務所勤務歴がありますので確定申告についてはお任せください!
海外FXで口座を複数持つことのメリット
複数の業者を利用すれば複数の口座開設ボーナスをもらえる
海外FX業者の特徴の一つは口座開設ボーナスです。
口座開設ボーナスは基本的には一人1回しかもらえませんので、一度解約してもう一度登録してももらうことは出来ません。
ボーナスをもらうには身分証明書の提出が必須ですのでごまかすこともできませんよ(笑)
なので、口座開設ボーナスを複数もらいたいというときは複数の海外Fx業者に登録することが必要になります。
私はXMとGEMFOREX(ゲムフォレックス)の2つに登録しています
XMだと口座開設時に3000円、GEMFOREXだと1万円(キャンペーン中だと2万円)のボーナスをもらえます。
このように複数の業者への口座開設が複数の口座開設ボーナスをもらうためには必須となります。
XMの口座開設方法はこちら
こちらではXMトレーディングの始め方、つまり口座開設手順を紹介しています。 実際にFXのやり取りをする口座の事をリアル口座と言います。 まずはXMトレーディングのリアル口座開設画面にジャンプします。 こちら ⇊ 言語設定 …
GEMFOREXの口座開設方法はこちら
こちらでは海外FXのゲムフォレックスの口座開設までの手順についてご紹介します。 ゲムフォレックスの口座開設の特徴 口座開設時の特徴は ・口座開設までに必要な入力項目が極端に少ないところ ・登録時に貰えるボーナスポイントが …
口座を複数持つことで複数の運用方法を利用できる
トレードの中にもスキャルピングやデイトレ、スイングなどのトレード手法だったり、自動売買システム(EA)を利用したトレードだったりと色々な手法があります。
口座を複数持つことで
A口座はデイトレ中心の裁量トレードでBとCはEAを使ってトレードしよう
と、トレード手法を分けることが出来ます。
これが出来ると働きながらの兼業でトレードをされている方だと
今月は本業が繁忙期で一度もトレードが出来なかった…
でも、自動売買のおかげで少しだけ黒字だった!
ということも起こります。
他にも
この口座はボーナスがもらえないけどスプレッドが狭いからスキャルピング用にしよう
などと使い分けが可能です。
安定して利益を稼ぎ出すためにも複数口座を持って多くの手法を利用するのは良いことではないでしょうか?
レバレッジ制限に引っかかりにくくなる
海外FXはハイレバレッジな反面
証拠金残高が○○円以上だとレバレッジを本来の888倍から100倍に制限します
といった制限を受けることもあります。
海外FXを利用している方の中にはハイレバレッジを利用したいという方が多いと思いますので、そういったときは資金を複数に分けて、複数の口座に分割すればレバレッジ制限を受けにくくなります。
例えば証拠金100万円以上でレバレッジ制限を受けるなら、A社の口座に50万円、B者の口座に50万円、という分け方を検討しても良いでしょう。
ボーナスポイントを貯めやすくなる
例えばXMトレーディングはXMPというトレードに利用できるポイントがあり、このトレードは
・トレードの量
・自分の現時点のステージ
によってポイントの量が変わってきます。
ステージはトレードを継続している期間で決まるので、長くXMでトレードすればするほどステージが上がり、多くのポイントが入りやすくなります。
でも、トレードを続けるほど当然お金が必要に…
勝てるトレーダーなら問題ありませんが、勝てないうちはポイント目当てでトレードを継続して結果的にお金が減っていくという本末転倒な事態にもなりかねないのです。
しかし、複数の口座を作れるようになれば
・稼ぐ用のスタンダード口座
・ステージを上げるためのマイクロ口座
と口座を複数作ることであまりお金を減らさずにステージを上げてポイントを稼ぎやすくすることが出来ます。
※XMは「スタンダード口座」と「マイクロ口座」があり、マイクロ口座はスタンダード口座よりも通貨量が少ないトレードしかできないので、マイクロ口座の最小ロットでトレードを継続すれば1回のトレードで数十円程度の損益しか出さずにトレードを継続してXMPのステージを上げられるのです。
自分に合う業者が分かるようになる
各FX業者ごとに
・入出金の方法
・レバレッジ
・スプレッド
などが異なります。
なので、複数の業者に登録して実際に利用してみることで自分に合う口座が分かるようになります。
そういう意味では一つの業者、一つの口座しか利用したことのない方は他の業者にも登録してみたほうが良いと思います。
海外FXで複数口座を持つことのデメリット・注意点
両建てには注意!
複数口座を持つときに、最も気を付けなければならないのは両建て処理です。
海外FX業者は基本的には両建て処理がOKのところばかりです。
しかし、別の口座、別の業者を使って両建てすることは禁止されています。
つまり、両建ては一つの口座内でしかしてはいけないということです
分かってはいても
・A口座で「ドル/円」でロングエントリーをし、その後3日間保有
・A口座でポジション保有中にB口座で「ドル/円」でショートエントリー
となるとAとBの2つの口座で両建てになってしまいますので業者の方からペナルティを受ける可能性もあります。
なので、両建てにならないように気を付ける必要があります。
放置しすぎると休眠口座になり手数料がかかったりボーナスの取り消しも!
口座は一定期間利用しないと休眠口座の扱いになります。
期間は業者によって異なりますが、XMでは3ヵ月間利用しないとボーナスの取り消しや休眠口座扱いになります。
休眠になると口座維持のためにための手数料が残高から引かれることになり、残高がなくなると凍結されてしまいます。
このような口座維持の手間が増える可能性もあるのでその点には注意です。
口座開設ボーナスは1業者につき1回だけ
口座開設ボーナスですが、1業者につき1回しか、もらえませんのでボーナス目当てで1つの業者で複数口座を開設するという行為は無意味です。
複数の口座開設ボーナスが欲しければ複数の業者で口座を開設するようにしましょう。
海外FXで複数口座を持つ場合の確定申告は?
複数の口座を作ったら確定申告はどうするんだろ?
という疑問もあると思います。
確定申告は次の手順で行ってください。
なお、国内FXのトレードの確定申告は海外FXのトレードとは合算できないので国内FXと海外FXは絶対に混ぜないでください!
混ぜるな危険!です
なお、海外FXの損益は基本的に雑所得となります。
各口座の1年間のトレードを集計する
まずは各口座の1年間の取引履歴を見ながら1年間のトレードの集計をしてください。
A業者で2つ、B業者で1つの計3つの口座を持っていたとしたら
・A業者の口座1…20万円
・A業者の口座2…-5万円
・B業者の口座 …10万円
といった感じで集計しましょう。
1年間の全部の海外FX口座のトレードを集計する
次に1年間の全部の海外FXの結果を集計してください。
先ほどの例だと
20万円ー5万円+10万円で35万円
となります。
損失の繰り越しは出来ない
例えば国内のFXならば先ほどの計算結果がマイナスだったらその金額を3年間繰り越せます。
例えばマイナス10万円だとして、翌年に5万円のプラス、更に翌年が8万円のプラスだったら
・翌年…5万円ー5万円(10万円の損失のうちの5万円)=0円
・更に翌年…8万円ー(10万円ー5万円(前の年に引かれた分))=3万円
となり、翌年以降の利益部分が少なくなって税金も少なくなります。
しかし、海外FXに至ってはこのように損失を繰り越すことは出来ませんのでこのような計算は絶対にしてはいけません。
その他の雑所得があればそれも計算に含める
海外FXの他にも雑所得があればそれも計算に含めます。
例えば
・年金
・メルカリなどの利益
・ウーバーイーツ
・仮想通貨の差損益
・その他の副業
などです。
これらがあればこれらの1年間の収入から経費を差し引いた金額を計算しましょう。(公的年金の場合は専用の計算方法があるのでその計算方法で計算しましょう)
それらの損益を先ほどの海外FXの利益と合わせて計算しましょう。
例えば、他にメルカリの売り上げが一つだけあったとしましょう。
メルカリで5千円のものを売って、発送代や梱包代などで千円の経費が掛かっていたら4千円の利益ですので
35万円+4千円=35万4千円となり、この35万4千円が雑所得です。
もう一つ例を挙げて、仮想通貨で20万円の損をしていたとしましょう。
すると
35万円ー20万円=15万円となり、15万円が雑所得となります。
給与所得者ならこれが20万円以下なら確定申告不要
海外FXと他の雑所得収入の計算が終わったら、先ほど計算した雑所得の金額が20万円以下かどうかを確認しましょう。
先ほどの例だと
・メルカリの売り上げがある人…35万4千円なので20万円超
・仮想通貨の人…15万円なので20万円以下
となります。
会社からお給料をもらっているいわゆる「給与所得者」の場合、この計算が20万円超だとこの金額を確定申告に含めなければなりません。
今回の例だと35万4千円の人は20万円超なので、会社からお給料の年末調整を受けていても年が明けたら3月15日までに給与収入と雑所得の金額を含めた確定申告をする必要があります。
給料部分は年末調整で既に1年分の税金を払っていますので、結果的にこの35万4千円の部分の税金を確定申告で追加で払うような形になります。
仮想通貨の15万円の人は20万円以下なので、確定申告は必要ありません。
会社から年末調整を受けていれば問題ありません。
もし、確定申告で分からないことがあれば?
もし、確定申告でこちらの記事だけでわからないことがあればこちらの記事の下にコメント欄がありますので質問をしていただけたらと思います。
私自身、会計事務所で延べ200人以上の確定申告の作成や作成のサポートをさせていただいてきたので、一般的な質問には答えられます。
個別具体的なご相談は税理士先生でないと答えられませんが、一般的な質問は問題ありませんので何かありましたらご連絡いただけたらと思います。